ラダックの旅日記

2014年ラダックの旅日記完成しました。よかったらのぞいて見てね。

2014年7月31日木曜日

最後の日

サスポル最後の日。
お天気がめずらしくどんよりしていた。
家の裏山にはガイドブックにも載っている洞窟がある。
近すぎて行ってなかった。
いつも気になっていた。今日は登ろう。
結構な坂道。
相変わらずセタンは草履で登る。たくましい。
高所恐怖症の私はかなりドキドキ。


サスポルの村を一望出来る

ここはすごいパワーを感じた。クラクラした。
「パワースポットやー!」って感動してたらセタン笑ってた。
アーリア人が昔この洞窟に住んでいたらしく
洞窟内の壁画はすばらしかった。

ダライラマの写真が

最後の日にサスポルの一番高いところで
サスポルを一望でき感謝でした。


ありがとう。みんな。
ありがとう。サスポル。
また、戻ってきます。と約束を交わし
別れを告げた。
導かれるようにラダックに来、人々に出会い、
サスポルで生活をし、ほんとにほんとにこの旅は
なんてなんてすばらしい日々なんだろう。







2014年7月30日水曜日

お礼に。

ホストファミリーに何か出来ないかな。と思いついたのがこれ。
夜なべして作りました。
オールハンドです。
作っている間、このホームステイでの出来事やみんなのことを思いながら。
とてもいい時間だった。
お母さんヤンチェンに

幼稚園リュック桜つき
気に入ってくれるかな
 お父さんにペン入れ
 中はこんな感じで。

部屋でこっそり作るのに苦労しました。
途中見つかって、
「すごいね〜」なんて家族が順番に見学に来たりするから
「うん、趣味、趣味〜」とか適当にいいながら。。
プレゼントした時は「これ私に?」って
驚き&喜んでくれてすごくうれしかった。
ちょっとシャイな彼らのリアクションが妙にかわいかった。
こちらこそ、ほんとにほんとにありがとう。





休日。

ホストマザーたちも小旅行でおでかけ。
今日はのんびり畑仕事もお休みして、ぶらっと隣村のアルチゴンパへ。
大きなゴンパ(僧院)ではないけれど、
ここにある壁画は芸術的に有名ですばらしかった。


天井にも壁画

マニ車。一つ一つまわしながら歩いていく。
祈りながら。

アルチのバスの旅から戻り、サスポルの村を散歩した。
実り始めた果実たち。早く色づかないかなぁ。。
静かな畑の小道を小川に沿って歩いた。
まばゆい緑たちとお話ししながら。

日本で見るくるみと葉っぱが違う。
葉っぱをこするとすごくいい香りがした。

小振りなりんごがぎっしり。
ここのりんごは酸味もあってさわやか。

小麦はずいぶん黄金色になってきた。
秋になると収穫で大忙しだ。

サスポルを去る日ももうすぐ。
今日はゆっくり村を歩いていい時間を過ごせました。
ありがとう。










2014年7月25日金曜日

農作業のお手伝い

のびのびと育った雑草を刈ってねじってねじって縛る。
ねじり方のこつが勉強になった。

おばあちゃんから伝授

こんな感じになる。
屋根の上に運んで防寒や牛さんの餌に。

こっちの女性はパワフルで農作業も早い。
手袋もせずいつも素手。畑の中も草履だったり。
みんなの手見たら、真っ黒でごつくて。
すごいなって思った。


こっちの畑って逆畝なんですね。
普通は畝の方が高い、水はけを良くするためにも。
でも雨の降らないラダックは、反対に水持ちが少しでも良くなるよう
畝が低いんです。土も砂地で栄養無さそうに見えたなぁ。。
すばらしい日射しが最高の栄養かな。

作業のあとの朝食。
ピクニック気分で最高のひととき。







2014年7月24日木曜日

ラダックパン作り


念願のラダックパン作り。
前日の夜に仕込んでおいた生地はいい感じに発酵していた。
早朝のお母さんのお仕事はこのパン作りから始まる。
分量も適当、目分量。さすがベテラン!です。
分割した生地をめん棒でのばして焼き上げていく。
かなり膨れるのはベーキングパウダーとイーストの作用かな。
日本に帰ったら自分の酵母でやってみよう。

自家製のバターがあっさりしてておいしい。
ミルクティーとのセットが朝の定番。

夕方アプリコットを採りに。
ひょいひょいひょ〜いって、セタンは草履で木に上る。
彼女はたくましい。
缶にアプリコット入れていっぱいになったら上からゆらゆら下ろす。
それ、下でもらって大きな入れ物に移すのが私の仕事。


生のアンズがこんなにおいしいなんて。
時折落ちて来るアンズを拾って食べるのが楽しみ。



2014年7月23日水曜日

ラダックのお家

ラダックの田舎では「貧乏」なんて言葉はありません。
みんな同じです。みんな豊かです。みんな家族です。
自給自足でなんでも出来ます。周りと比べる必要なんて無いんです。

家族が集まる立派な居間


ローカルトイレ
あの穴の上で用を足します。
牧草などをかけて堆肥を作ります。

どの家庭にも必ずある仏様を奉るプージャ部屋
ダライラマ法王の写真も。







2014年7月22日火曜日

サスポルへカムバック〜

「あ〜帰ってきた〜」って感じだった。
サスポルの風景は以前と少し変わっていた。
と、いうのも果実たちがたわわに実っていてアプリコットも色づいている。


りんごはまだ青いけれどたくさん実っていた。
これみんな無農薬だよね、やっぱりここは最高だ。
水もたわわに流れている。その音が気持ちいい。
家に着くと家族がいつものようにいた。うれしかった。
おかえり。
ここは本当に落ち着く。


お昼ゆっくりしてイッカたちと風船遊び。
妙に喜んで風船の取り合い。


夕方えんどう豆の収穫へ。
今日は近所の婦人たちも総出で収穫。
おしゃべりしながら楽しい時間。
こののどかさと周りの美しい景色を見ながら
サスポル最高!って叫びそうになった(笑)
レーの町にちょっと疲れてたね。
リフレッシュどころか新たに目覚めた感じだ。


2014年7月15日火曜日

砂曼荼羅を見に…


カーラチャクラもとうとう終わる。
説法のプログラムも終わり、ダライラマ法王のイニシエーションも終えた。
いろいろ勉強になりました。自分自身仏教徒ではないけれど
この学びはこれからの人生の教訓のひとつになるだろう。

プログラム中、僧侶たちが描き続けて仕上げた砂曼荼羅を見に
チョグラムサラの会場へ。
行きは混雑も無く多くの人が向かっている気配がなかったので
どんなものかと思ったら、なんのなんの、すっごーーい行列じゃないですか!

すっごい列!

会場からほと遠いところが最後尾でそこに並んだ。
待つこと3時間半。炎天下の下でよくぞ体持ちました。
でもこの間にローカルの人たちのいろんな人間劇が見れて面白かった。
横入りする人がいてその入り方がわざとらしくっておかしかったり。
それに対してのみんなの怒り方もおもしろかったり。
私もマジで怒りました。
みんなでクッキーや水分け合ったりして、のどかな雰囲気もあったり。

儀式のあと破壊される

やっとのことで砂曼荼羅の展示にたどり着いたにもかかわらず
スタッフにせかされ見たのも一瞬。感動する間もなく外に出された。
あっけにとられました。3時間半並んで数分の出来事。
これも修行のひとつなのでしょうか。。。


2014年7月12日土曜日

レーの街角で



レーの街角にはドライフルーツやナッツを売る露店がたくさんある。
ラダックのおじいちゃん、おばあちゃん毎日座ってる。


乾燥地帯なのでドライフルーツもいい感じに仕上がるんだろうな。
日本でフルーツドライにするのって結構カビたりするもんな。

こんなオートミールクッキーもナッツたっぷり贅沢な味。


やっぱりおすすめはアプリコット。
アプリコットの種の中にはナッツが入ってて
それ、めちゃおいしいんです。
ほのかにアンズの味のするナッツ。

2014年7月10日木曜日

オーガニックキャンプinフンダル


昨夜とうとうインドの洗礼を受けてしまいました。
ゲストハウスで食べた夕食が原因だったよう。。。
朝から体調は悪く、そのままフンダルへ移動。


今日は砂丘でラクダに乗るぞ~だったのに、残念。
お部屋でひとりおやすみでした。
気を取り戻して、フンダルではすっごい素敵なキャンプリゾートに
滞在したのでご紹介。


ここ、Organic Retreat Nubraです。
お庭のオブジェは手作りものいっぱい。
お庭の畑はもちろんオーガニックベジタブル。
スタッフも親切。ご飯もおいしい(らしい、、私は残念ながら体調が、、、)
名前の通りOrganic Small Villageって感じでした。
ぜひカップルにおすすめ!

オーガニックガーデン

手作りの橋、かわいい。




2014年7月9日水曜日

ヌブラバレーへ出発


ポーランドからのエヴァ、ドイツ人ラファエル、インドムンバイからのカップル
そして私の5人でジープをシェアしてヌブラバレーへの旅が始まった。
ヌブラはラダックの北部標高5620mの峠カルドゥン・ラを越えたところにある
渓谷地帯だ。水が豊富で緑に恵まれたオアシスの村々が点在するところ。
今回は数年前までパキスタンとの停戦地帯で外国人が入れなかった
トゥルトゥクまで足をのばすことにした。


レーを出発し、どんどん山を登って行く。
道は決していいとは言えずクネクネしながらパンピングのくり返し。
うたた寝なんてしようものならムチ打ち確定です。注意!
標高5620mのカルドゥン・ラに到着。
空気は薄いし車酔いのせいもあってか頭がおかしかった。
ふらふらする。でも日射しは鋭く空気はクリアで登頂だ~って感じだった。

ここはバイカーの聖地で記念撮影はMUSTらしい


トゥルトゥクまで5時間の予定が9時間近くかかった。
滞在予定のゲストハウスのある集落までは車道から崖を上って行く。
かなりハードな道のりで今日のとどめ!だった。
上りきるとなんともすばらしい場所が待っていて、
来てよかった~って思った。
外界から隔離された感たっぷりのトゥルトゥクは魅力的な村だった。

最高の景色、パキスタンとのボーダーラインはすぐ近く

小麦が風になびいて美しい


2014年7月8日火曜日

おいしいもの Part1


ベジタリアンに最高のインド食。
ここラダックももちろんベジタリアン人口は多く、
レストランにいってもベジ、ノンベジでメニューも豊富。
チベット文化の根強いラダックはチベット料理がメインで
日本人のお口にもマッチ。
そういえばインドにいながらにして
インドカレー食べなかったなぁ。。


後ろの蒸しパンみたいなのはティモ。
ふわふわもっちり、ほんのりスパイシーな
お野菜のスープにつけていただきます。


小麦の自給率が高いラダックでは
小麦料理の種類がいっぱい。
チベット風のうどんトゥクパだったり、
平たくのばしてちぎった小麦を
煮込んだテントゥク。
どれも体があったまるお料理ばかり。


これ、めちゃくちゃおいしかったベジバーガー
おもわずお店の人に「これってほんとにベジ?」って
聞いてしまいました。


2014年7月7日月曜日

チャムのお祭り

今日はレーから45キロほどの山間にある
ヘミスゴンパでチャムのお祭りがある。
チャムとは一年に一回各地のゴンパ(寺院)で行なわれる
仮面舞踊をともなったお祭りのことだ。
ここ、へミスのチャムは見応えがあるらしいので行くことにした。

朝バス停へ行くとヘミス行きのバスはないという。
何人かへミスに行きたいツーリストが集まったので
タクシーシェアして行こうかと相談。
するとどんどんツーリストが集まり
「えー?!今日バスなぜでないのー??」ってことに。
ヘミスゴンパに行きたいツーリスト20人。
旅慣れた男の子がラダック人ドライバーに交渉。
バスをチャーターすることに。


なんだか2台のバスが来て、こっちはいくら、あっちはいくらと
お客の取り合いみたいになって結局内容のいい方へ。。
大きなバスかりてヘミスへの旅。

ヘミスはすごくきれいだった。
標高高いんだろうな。ゴンパへの坂道は息切れした。
有名なお祭りだけにツーリストでいっぱい。


色鮮やかな舞は美しかったし歌声も気持ちよかった。


しかし暑かった。


ゴンパ内に入ると僧侶たちは休憩中。
おつかれさまです〜