ラダックの旅日記

2014年ラダックの旅日記完成しました。よかったらのぞいて見てね。

2014年6月30日月曜日

Spring water


家の中には水道が無い。
家の下に山の湧き水が出ていて毎日汲みにいく。
ホストファミリーの家の下が給水場で、
近所の人たちはここまで汲みに来なければ行けない。
洗濯も食器洗いも洗顔もここで。
ピーク時にはここは給水渋滞になる。
みんな順番を待つ。


今日はかわいいお友達が出来た。
毎日水を汲みに来る子供たち。
お皿を洗ってるとじーっと顔を見て
こっちがはずかしくなった。
だいぶしてから片言の英語でWhat your name?って。
そしてI help you.って手伝ってくれた。
最後にCome to my house.って誘ってくれたんだけど
いきなりお家についてくのもね~
お母さんびっくりするよね。
逆にうちにおいでって言うと
子供たちは「うん♡」って上がってきた。
みんなひとなつっこくてかわいいよ。

お母さんの作ったクッキー
ラダッキパパー



わが家の改修工事



台所の床の改装がはじまった。
コンクリートを木のフローリングに変えるらしい。
ホコリまみれになって壁と床を壊す。
もちろん自分たちで。
今日は男性陣はいないので、女性だけで改修工事。
すごいよ。大きなハンマーふりかざして石やコンクリート割ってるの。
しかもビーチサンダル。
割った石や砂を背中に背負って捨てにいったり…
彼女たちのパワーはすごいです。
そういえば昨日ナムギャル(一番姉の旦那さん)が言ってたな。
「ラダッキは生活のためのすることがいっぱいあるから常にエネルギーが
要だ。だからよく食べてバター茶もよく飲むんだよ。」って。
バター茶って塩味のお茶にバターがたっぷり入ってるの。
慣れない人はけっこう抵抗のあるお味です。超濃厚。

スマンラも参戦

2014年6月29日日曜日

ダライラマ法王来たる


ローカル情報。
今日は近くの村リキルにダライラマが来るらしいとのこと。
誰かから電話が入り、一番姉のだんなさんのナムギャルが
「ダライラマに会いにいくぞ。急げ!」とか言って
みんな急いでラダッキ伝統のドレスに着替えた。
ダライラマに会うためにみんな必死になってる様子を見て感動した。
宗教的な崇拝心を持っている人たちってすごいと思う。
宗教を持っていない自分はこれに慣れているけれど、
こっちの人にしたら宗教の無いことが信じられないっていっていた。


みんな素敵な衣装に着替えて、
ぎゅうぎゅうづめの車に乗ってリキルへ向かった。


何とも言えない光景だった。
道に並ぶラダック人たち。美しかった。

「来たぞ。」って言う声がして、みんな頭を下げた。
私はてっきりダライラマがこの道を歩いて通られるのかと思っていた。
車で通っただけだった。一瞬の出来事。
でもみんな大満足。一目お目にかかれただけで恩恵を授かれるんだね。
すばらしい。感動の連続。

数日後、ここリキルでダライラマのティーチングがあるらしい。

みんなで農作業



朝5時半からエンドウ豆の収穫
昨日から帰省していた兄妹たちと家族総出で畑仕事。
最高の景色の中で緑の中に包まれて気持ちよかった。


ここのエンドウ豆はまさしく自然農。
雑草たちと共存し、自由に育っている。
麻袋いっぱいのエンドウ豆を何袋も詰め込んだ。

2014年6月28日土曜日

ホームステイ先へ


ダーの村からホームステイ先のサスポルへ出発
来るはずのバスが来ず、1時間以上待った頃、
乗り合いの車が通りかかって乗せてもらえた。
ここラダックは通りがかりの車が道で待ってる人を
乗せていってくれるのは日常茶飯事のこと。

ホストファミリーのお家までてくてく畑の中を歩き到着。
お母さんは外で頭を洗っていた。
家の中には水道が無く、近くに湧き出ているスプリングウォーターを
汲んできてそれを使っている。これはかなりの重労働になるけれど
ここの水は最高なのです。


少し休んで一番末っ子のセタンと友達のディシケとで
エンドウ豆の収穫に出かけた。そのエンドウ豆を持ってバス停へ。


町からのバスが来てその乗客にエンドウ豆を渡し、
バナナとシャンプーなどを受け取った。物々交換だ。
“昔”を感じるなぁ。。ひとりで感動してました。

夜レーの町から兄妹たちが週末の里帰りにもどって、
今夜はとってもにぎやかだった。
質問攻めでかなり疲れたけれど、みんなフレンドリーで
彼らいわく、ラダック人と日本人は見た目もフィーリングも近いって。
うん、そんな感じする。なんかやけにすぐ馴染んだし。。


今夜はみんなでモモ作り。
ラダック&チベットの餃子みたいな感じ。
もちろんベジで最高においしかった~

2014年6月27日金曜日

ダー観光



ダーは他の地域より標高が低いので野菜や果物もよく育っている。
ここのアプリコットはおいしいらしい。そういえばレーよりもあったかいな。


朝食後、ゲストハウスのルンドゥクのガイドでダーの村を案内してもらった。
ダーは小さな村で少し閉鎖的なところもある。
写真を撮られるのを嫌がる人たちもいるので
むやみに撮らないように。といわれた。
それにしても、ここはどこを撮っても絵になる場所だ。
水も豊富で道に沿って小川が勢いよく流れている。
アプリコットを始め、マルベリー、アップル、ペアー、
ウォールナッツ、グレープ、アーモンド
おいしそうな実をつけた大きな木がたくさんあった。
秋は大収穫だね。


見上げるとダーの雄大な山肌を感じ、無言になる。
空が青い。まぶしくて、美しすぎて、頭の中がまっしろになった。

2014年6月26日木曜日

ボノナーの大収穫祭


ダーに到着したその日はなんと年に2回の大収穫祭ボノナーだった。
一日中、頭に鮮やかな花飾りをつけて盛装したドクパの人たちが
歌や踊りを繰り広げているらしい。

ダーに到着したのは夕方だったので暗くなりかけていたけれど
祭りは夜な夜な続くらしく、ゲストハウスの人たちも
行くとのことだったので貴重な経験、連れて行ってもらうことにした。

祭りの会場はなんと険しい崖を上り上って、
ふつうでは来れないような場所だった。
そこは異空間でした。打楽器の演奏が力強く鳴り響き、
頭に花飾りをした人々が輪になって踊り続けていた。
エキゾチックな雰囲気だった。

踊る踊る

素敵な花飾り


ローカルバスの旅


パキスタンとの停戦ラインがすぐ近くにあるラダック西部へローカルバスの旅。
今回の目的地はダーという村。ここは「花の民」として知られるドクパという
少数民族が暮らす村で、言葉も文化も全く違うラダックでも特異な場所です。
ドクパの人々は頭に花を飾る風習があり、老若男女問わず季節のお花を頭に
つけていてとてもかわいい(?)です。


朝、一日に一本レーからダー行きのバスがあります。
バスを待つ人々は、「あ、この人たちダー行きだな。」ってすぐわかる。
ダーの人たちはアーリア系で顔立ちがラダック人と違うから。
彫りが深くてエキゾチックな感じ。子供もすごくかわいいの。
でも彼らは仏教徒なんですね。


バスが到着と同時に子供たちは走りより、急いで場所取り。
あまりにも乗客が多いので座れる場所があるかとっても心配でした。
長距離だからねぇ。。
なんとか座れたけれど2シートに子供二人とそのお父さん、そしてわたし。
どう考えてもキツキツだよね。お父さんの膝の上に座っていた子供も
いつの間にか私の膝の上に。。

車窓からの景色
インダス川に沿って西へ西へ


ダー到着!
8時間の旅~
道路から石の階段を上がり坂道を行く。
そしてダーの村に。

2014年6月23日月曜日

LEDeGへ



ラダックエコロジーセンターに行った。
ここはラダックの伝統文化の保護と持続可能な開発のための活動を行うNGO、
正式名称はLEDeG(Ladakh Ecological Development Group) www.ledeg.orgです。
ここの敷地内で、農村の女性たちが伝統的な手法で作った手工芸品を
販売していることを知り早速のぞいてみることにした。
ラダックの手工芸品はどれもナチュラルですべてがハンドメイド。
ヤク(毛長牛)や羊の毛を紡いで毛糸を作り、
草木で染め、編んで製品を作っていく。
どれも心のこもったぬくもりのあるものばかりです。
町のお土産物屋さんで売られているものとは全く違います。


伝統、文化、環境、自然などラダックすべてをとても大事にしていて、
そこの建物や施設、そこで働く人たちからその様子はうかがわれた。
みんな自分たちの場所を愛しているんだなぁ。。と思った。
ゆっくり流れる時間の中で、おいしいお茶をいただきながら
エコロジカルな生活や有機農業の話など
いろいろ話したりして楽しいひとときを過ごしました。

2014年6月22日日曜日

出会い


アンズ農園

レーから西、インダス川の下流側の地域を下ラダックと呼ばれ
レーよりは標高が若干低く水源も豊かなことから、
野菜、アンズ、りんごなどがよく採れるらしい。
高知のわが家でもアンズの木を植えたばっかりで、アンズの栽培に興味があった。
サスポルという村がアンズの栽培が盛んだと知り、
ここでホームステイなんて出来たら最高だなぁ。。とか思いながら、
とりあえず下見に行くことにした。どんなところだろう?わくわく。

朝ローカルバスに乗りサスポルへ。2時間半の道のり。
ラダックのバスは長距離でも退屈しない。
すばらしい景色はもちろん、音楽もインドチックなのがガンガンかかってて、
楽しいドライブ。何時間でも乗れそう。
山道に入ると切符切りのおじさんが乗車料金の請求にまわる。
隣の女性が払う時に「サスポル。」っていったので、
「あ、この人サスポルに行くんだ。」って。
思わず話しかけ、サスポルへの熱い思いを話した。
「アンズ農家にステイして農作業を手伝いたいの。」って。
彼女は実家に帰る途中で、サスポルで下車した時お昼ご飯を誘ってくれた。
畑の中を通り、たわわに流れる小川をまたぎ歩いた。
途中ご両親が農作業中とのことで、グリンピース畑をのぞいた。
一面グリンピース。その緑にうもれて彼らは収穫していた。
「ジュレー!」

グリンピース畑へ

お母さん 

お昼ご飯は収穫したばかりのグリンピースとかぶのラダックランチ。
スパイスも利いてておいしかった。
ご両親は英語が話せず、何やらラダック語で家族会議が始まった。
そして、英語が少し話せる娘さんのディシケがいきなり
「うちにステイする?」って聞いてきた。
ご両親は大歓迎してくれているらしい。
えー?!いいんですか~??
めちゃくちゃうれしいです!!と返事をし、即決です。
ありがとう。ありがとう。
なんて出会いでしょう。こんなことあるの?って。
ほんとにありがとう。
これからどんな旅になるのかわくわくしながら
一路レーへ戻った。
最高にハッピーな1日でした。

2014年6月20日金曜日

レーのおすすめ


レーの町で一番にぎわってるお店。ゾムサ
私も大好き。いつも西洋人のツーリストでいっぱいです。
ここはオーガニック&ナチュラル商品のお店で、
ラダックで作られたオーガニックドライフルーツやハーブティ、
アプリコット製品など、どれをとっても的を得たものばかり。
ラダックでこんなにセンスのあるお店はここしか無いと思います。
空のペットボトルを持っていくと煮沸消毒した水を
市販の水の半額程度でリフィルできるエコショップ。
レー滞在中はほぼ毎日お水買いに通ってました。
レーではいろんなお店でドライアプリコットが販売されていますが
ここのセミドライアプリコットが最高です。





ヨガスタジオもあります。
先日訪れたマハボディメディテーションセンターの支部のヨガスタジオが
レーの中心から少し上がったチャンスパにあります。
ここも西洋人に人気のようです。

2014年6月17日火曜日

ロンリープラネットで見つけたものの。。

ロンリープラネットにチラッと載っていた
マハボディメディテーションセンターが気になり
詳しい情報も無いままシェアTAXI(乗り合いのタクシー)で
チョグラムサルへ。行けば見つかるだろうと行き当たりばったり。
運転手の情報も怪しく、かなり手前で下車。
炎天下の中、いけどもいけども見つからない。
さっき聞いたおじさん、5分くらいだよ〜ってゆってたじゃない〜
熱中症になりかけてた頃、看板発見。
ここから1キロ坂道上る。。えぇ〜?上り坂?1キロ?
もういくしかない!

到着。
ここは広い敷地の中に瞑想施設を始め、子供たちの学校、老人施設、図書館など
多くの施設があります。車で回れるくらいの広さです。
定期的に瞑想コースなども行なっていて
とてもSHANTIな空気の流れる静かなところでした。

長い道のりでしたがたどり着けてよかった。

センター併設のレストラン
山の麓に見える建物は宿泊施設
瞑想に最高の場所





2014年6月16日月曜日

ムスリムのパン屋さん



早朝散歩がてらイスラム人街のパン屋へ
タンドールでどんどん焼いていく。
通りには何軒も同じようなパン屋があって、
手前のおじさんのお店から順番に見学。
お店によってパンの表情は違う、どれもおいしそう。
今日は3人の調子いいトリオが作っているパンをいただこう。
肉厚でめずらしかったのでこれにしよう。
1個10ルピー、焼きたて熱々を新聞紙にくるんでもらった。
うまぁ〜いっ!!
この旅中、全部のパン屋さんのパン食べ比べすることまちがいなし。



2014年6月15日日曜日

来たか高山病



空港からプリペイドTAXIに乗りレーの町へ
早速宿探し。バックパック背負って何軒もまわるのはhardでした。
途中息切れし始めて、階段上るのもやっと。
「あー、来たかなぁ高山病〜」なんて思いながら
頭もぼーっとしてきて、最後には宿もどれがどれかわからなくなってしまい
決めれなくなってしまった。

そうなんです。ラダックを訪れる旅行者のほとんどが
高山病を経験すると言われています。
標高が高く空気中の酸素量が減少するので
呼吸が困難になるのです。人によって程度の差はあるものの、
重度になると死に至る可能性もあるので
到着後数日間は体を休め、ゆっくり高地順応するのが大切なのです。

少しレーの町を探索しに出かけたけれど、
もう限界、高山病初期症状、ひどい頭痛と倦怠感。
横になっては起きてのくり返し。体が思うように動かず、
動けば気分が悪くなる。
ゆっくりしよう。とりあえず眠ろう。
明日は良くなっていますように。


ゲストハウスの庭の自家栽培のお野菜たち

空の果てへ!ラダックの旅



デリーからラダックの中心地レーへの飛行機は、窓側の席がmustですね。
すごい景色。雪化粧のヒマラヤのパノラマ。
インド人もびっくり。旅客みんな感激しちゃって立ち上がって見てました。
あいにくの通路側だった私はそわそわきょろきょろ。
窓側の人にお願いして写真撮らせてもらいました。




デリーからレーまで約1時間半のフライト。
景色見てたらあっという間に別世界。

レーの空港に降りたとたん空気の冷たさにびっくり。
日射しはすごく強いのに寒い。
でもこの異国に来た感じがたまらない。ここ、ほんとにインド?
小さな空港には真っ黒に日焼けしたチベット&ラダック人が旅客を迎えていた。
「ジュレー」ラダック語のあいさつの言葉。
満面の笑顔で言葉を交わす。
出だし最高ワクワク旅の始まり。

2014年6月14日土曜日

ラダックってどんなところ?




さてさて出発前にラダックのこと少し知っておきましょう。
日本のいやぁな梅雨を避けるかのように、
6月半ばの出発を決め、気持ちはすっかり乾燥天国ラダックへ。

ラダックはインド北部のジャンムー・カシミール州に位置する
標高3,500mに達する山岳地帯です。
周囲を標高5,000~6,000m級の山々(ヒマラヤ山脈など)に囲まれているため、
冬は-20度以下になるほどの厳しい環境に。
冬の間は峠が雪で通行不能になるため外界からの陸路が閉ざされてしまいます。
雨はほとんど降らず空気は極端に乾燥しています。
標高が高いため日射しは強烈で日なたで熱中症、日陰で凍傷なんて
大げさな話もあったり。。

ラダックの人々の多くは、短い夏の間に種をまき、野菜や小麦を作り、
自給自足の生活を営んでいます。
ここラダックは中国に占領されてしまったチベット本土より、
チベットらしい伝統と文化が残っていると言われています。

ラダックで暮らす人々の大半はチベット系の民族(ラダック人)で
チベット仏教を信仰しています。
お店や家庭でもダライラマの写真が奉ってあるのをよく見かけます。
その他アーリア系の民族やイスラム教徒も多く、様々な民族が同居しています。

ラダックの中心地レーの町はたくさんのゲストハウスやレストラン、
土産物屋もあり夏の間は多くの旅行者でにぎやかになります。

特産品のあんずはとても美味で、シーズンになるとレーのバザールなどで
採れたてのあんずが並びます。
加工品のドライアプリコットやジャム、ジュースも人気です。


2014年6月12日木曜日

はじめまして&プチラダック展のこと


独身時代から一人旅が好きでアメリカ、オーストラリアを中心に
お金を貯めては飛んでいました。
サーファーのJ氏との出会い後、ハワイ、メキシコ、インドネシア…
波のある国へ。
長年続けていたヨガの真髄を追求したく渡印(インドへ)
インドにはまり、インドに魅せられ、今後もインドのあらゆる場所へ行く予定。
インドで自分のパン焼いて売るのが夢。


2014年6月インド北部の山岳地帯ラダック地方に2ヶ月間滞在。
アプリコット農家のお家で農作業を手伝いながら生活したり、
ダライラマのKalachakraに参加したり。地元住民と暮らし
ラダックの人々、ライフスタイル、自然などすべてに魅了される。

短い夏の間に農作業をし、-20度以下にもなる厳しい冬の間は
農村婦人たちは、ヤク(毛長牛)や羊の毛を手で紡ぎ、
草木で染め、その毛糸でニット帽、くつ下、セーターなどを作り
収入源にしています。すべてハンドメイド&ナチュラルです。
そんな素敵なもの持って帰りました。
彼らの応援が出来ればいいなと、フェアトレード販売いたします。
その他最高級100%パシュミナストールや刺し子のハンドメイドストールなど
この旅で出会った素敵なものと共に。

2014年9月20日(土)名古屋で初出店します。「プチラダック展」
老舗ヨガスタジオ MySoul8さん主催のoff the mat2014にて
旅の写真展示やラダックの主食パン「タギ・カンビル」も
天然酵母で作りお届けいたします。
ラダックの風を名古屋へ…